Vol ,3-1【手術はしたくない!】
整体院こもれ陽 診察室より
今日は!整体院 こもれ陽院長の
熊切健一朗です。
今回のテーマは、
脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、すべり症、圧迫骨折などの
診断を受けてしまい、医師から手術を勧められた場合でも、
「手術はしたくない!」です。
僕も手術はイヤです…。
多くの場合、腰痛で整形外科を受診すると、
手術か、湿布や痛み止めの薬かの選択になります。
手術はリスクがあるから嫌だけど、
薬だけでは痛みは消えないのは
ご存じでしょう。
なので「痛みは消えて欲しいけど手術はしたくない!」
これが多くの人の心情だと思います。
そんなあなたにお伝えしたいのは
「手術は必要ない」という事です。
なぜそんな事が言えるのか、
それは手術しても痛みが取れなかった、
しばらくしたら痛みがぶり返した、
という人が半数もいるという事実があるからです。
ではなぜ痛みが取れないのでしょうか。
それは痛みの原因にあります。
上記の脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアは
骨や関節に原因があるとされます。
なので、手術は骨を削ったり関節が
動かないようにボルトで固定する手術になります。
そういった手術は関節が動かなくなるので、
術後に筋力が弱くなって歩きにくくなったり、
筋膜の癒着が起きたりして
痛みが出てしまうのです。
そこで考えてもらいたいのは、
なぜ痛みがなかったあなたの腰は痛くなってしまい、
健康で問題のなかったあなたの腰骨は
変形してしまったのでしょうか。
もし年齢のせいだと言われても
ガッカリしなくて大丈夫です。
年齢のせい、という考えこそ間違いであり、
腰痛で手術をしても良くならない原因もそこにあります。
健康に過ごしていた人が
なぜ腰痛もちになってしまうのか。
ケガ、疲労、姿勢、老化、交通事故など
思い当たる事はそれぞれだと思います。
でも共通しているのは、動こうとして痛みが出た、
違和感があった事だと思います。
この現象は「筋肉が硬くなって関節にブレーキをかけてしまった」
という事実です。
そうです、
始まりはここからだったのです。
筋肉が硬くなる理由は様々ですが、
体の深部にある筋肉は、
一度硬くなると運動しても温めても
ほぐれてくれません。
その硬くなってしまった筋肉が
動くと痛い、安静にしてても違和感がある、
といった症状を
引き起こすのです。
こうして、硬くなった体の深部の筋肉が
常に関節にブレーキをかけ続けるので、
慢性的な痛みが引き起こされ、
ついには関節や骨を変形させてしまうのです。
この筋肉のブレーキが関節を変形させる原因であることは、
なぜか医療界では無視されがちです。
関節や骨を手術しても、
ブレーキを治さなければ
また痛みが出るのがわかっているはずなのに、
問題の筋肉にはおざなりだからです。
あまり効果のないマッサージや体操を勧めるだけで、
筋肉が痛みなく動き、
関節がストレスなく動かせるようには
してくれないのです。
もうおわかりでしょう。
関節が変形したのは
筋肉がずっと硬いまま
だからです。
年齢のせいではなく、
筋肉をほぐさなかったからです。
手術が必要ない理由も同じです。
筋肉がちゃんと動けば
関節への負担は
なくなるからです。
次回のnewsで深部の筋肉のほぐし方を説明しますね。
整体院こもれ陽~komorebi~
熊切健一朗