Vol ,3-2【深部の筋のほぐし方】※動画あり
整体院 こもれ陽
診察室より
前回の続きです。
筋肉は皮膚のすぐ下にある筋と、骨に近い深くにある筋
とに分けられます。
浅層の筋、深層の筋といい、
浅層の筋は長くて力が強く、
深層の筋は短く
力が弱いのが特徴です。
特に深層の筋はインナーマッスルといわれ、
同じ姿勢を維持するために背骨を支えたり、
関節の深部で関節がぐらつかないように
安定させる筋肉です。
ここで問題になるのも深層の筋で、
深部にあるため血行が悪くなりやすく、
筋自体が小さく短いので、マッサージやストレッチをしても
刺激が伝わりにくく、効果も出にくいのです。
つまり、深部の筋は疲れが溜まりやす、
硬くなるとずっと硬いままという事です。
そこで、深部の筋をほぐすのに有効なのが
テニスボールです。
テニスボールを床に置いて
その上に寝ます。
そのまま痛すぎないくらいに
体重をかけて押します。
上図のバツ印が治療ポイントになるので、
1ヶ所につき30~60秒程押したままにします。
押されると痛みやだるい感じがする部位は、
深層の筋が固くなっているので、
痛みがなくなるまで押して、
痛くなくなったら次のポイントに移動しましょう。
デスクワークや同じ姿勢で
長い時間作業する方は、
背骨のキワを首の付け根からお尻まで
まんべんなくほぐしましょう。
体の奥が押される感じがするのが大事で
その感じが深部の筋肉が緩んでいく状態です。
毎日の疲れがたまらないように
1日の終わりに頑張った筋肉を緩めてください。
押す前に
水を一杯飲むのも重要です。
気持ちがいいので
押したまま寝ないようにしてくださいね。
上記のテニスボールを使ったマッサージの動画です。
痛気持ちいい強さで押すのがポイントです(^^)
整体院 こもれ陽
熊切健一朗